薔薇に命を宿す
プリザーブドフラワーブーケマイスター
島田菜生美です＊＊＊

前回、結婚式を終えたカップルの手作りして良かったものは？と、
アトリエにお越し下さった花嫁様たちの感想はやっぱり一致！
ということで、

①手作りレッスンという形で、いざという時にヘルプしてもらえる環境で手作りされること。

②トライする順番を選ぶこと。

③先輩のやって良かったを参考にすること。

という項目をオススメさせていただきました＾＾♡
今日は二回目ということで、＜トライする順番＞、＜先輩のやって良かった＞についてお話ししたいと思います♪

 

お花を使って順番に製作するのであれば、お花数が少ないアレンジから制作するのが良いでしょう＾＾
flowery roseでオススメしている制作順は次の通り。

 

⑴リングピロー

⑵受付花

⑶ご両親さま用アレンジ

⑷ブーケ・ブトニア

⑸ヘアーオーナメント

 

リングピローは手のひらサイズ。リング掛けの工夫は必要ですが、難易度としては５段階でいう１レベル。初めてお花を習う方にもオススメです。

受付はお友達にお願いすることが多いですね。受付のお花はお願いしたお友達にプレゼントすることが多いので、男性も女性も全員に一つずつ差し上げるのか、女性だけに差し上げるのかでアレンジのボリュームや制作数が変わりますが、お友達に差し上げると考えるとレベル２ですね。

そしてご両親様アレンジは受付のお花より大掛かりになるという点、また、ご両親様へこれまでの感謝の気持ちを込めて制作するという意味で、レベル４。

やはりブーケは一番ボリュームもありますし、大切な記念のブーケですので、花材選びから、仕上げまでレベル５でしょう。

ヘアーオーナメントがラストに来るのは難易度というより、ブーケが決まり、髪型のイメージができないと制作に入れないというので順番的に最後にしています。花冠になさる場合はコツがいりますので、お花の扱いに慣れてからの方がベストと考えます。難易度は３〜４ですね。

最近では『ブーケも簡単に作れます』と歌っているお教室が多く、正直私は疑問です。

 

制作に慣れたものが作るのと、初めてのお嬢様がお作りになるのとではやはり違います。安易にそのコメントを鵜呑みにしてしまうお嬢様がいないか心配です。難しいというよりは、ブーケを作る際にはお花のアレンジとは違う留意点があるので、そういうことがわかっている必要があると思います。

 

私も１dayブーケレッスンをしていますので１日でブーケを完成できるという意味では、え？そんな簡単に作れるんですか？とご質問をいただくこともありますが、それにはやはり信頼できる先生についていただいて、ご指導、お手伝いいただき、納得いく仕上がりにされることをお勧めしたいですね。

 

ブライダルの現場では、お花を習ってるお友達が作ってくれたブーケをお嬢様が持つと聞くと、スタッフの顔は曇ります。お花を習っていらっしゃるという情報だけではその方の力量まで計れないからですね。お式の最中にお花が落ちるといった事故が起こらないことを願うばかりなのです。

 

インターネットでお値打ちなブーケが沢山販売される時代になりましたが、制作者の力量は完成写真だけで測ることが難しいと感じています。実際、私のところへご相談にいらした方が『ネットでこんなブーケが１万５千円で販売していました。これってどうですか？』とご質問になるケースもありました。

 

お返事に困りますね＾＾；
ですのでその時も正直に申し上げました。『どんなにお写真が素敵でも、技術的な力量は完成写真だけでは測れません。どんな方がどんなスタンスでお仕事をなさっていらっしゃるのかも分かりかねます。私はその花材量、そのお値段でお仕事が成り立つとは思えないので、あとはお嬢様のご決断だと思います。このお値段だったから、多少のことがあってもいいとお思いになれるのであれば、ご購入なさっていいと思います。』と。

 

そういう意味でも、情報をキャッチしたら、正しい情報かどうかを一番図れるのは先輩のやって良かったという声なのではないでしょうか。

 

インターネットで何かを購入するときに“評価”という欄をチェックするように、結婚なさった先輩のご意見を伺うのも良い判断材料だと思います＊＾＾＊

 

今日のアレンジはご結婚のお祝いにブーケのようなイメージのカラーリングでアレンジしてくださいとご依頼いただいた作品です。